競売(きょうばい、けいばい)とは、簡単に言えば「オークション」です!
ただ、あなたが知っている、ヤフオクや楽天オークションとは少し違う部分があります!
何が違うかというと、ヤフオクや楽天オークションの場合、
あなたが、自分が所有するモノを売りたいから、オークションに出品します。
一方、不動産競売は、あなたが競売に出すのではなく、債権者があなたの不動産を出品します。
例えば、あなたAがB銀行から住宅ローン(3000万円)を借りて、新築住宅を買ったとします。
その際、B銀行を抵当権者として、新築住宅に「抵当権」を設定します。
その後、あなたAが、住宅ローン返済しなくなった時、債権者であるB銀行が「Aが貸したお金を返済しないので、抵当権を設定した新築住宅を競売にかけさせてください!」と裁判所に申し立てます。
「競売にかける」とは、「オークションに出品する」ということです。
つまり、B銀行が、あなたAの所有する新築住宅をオークションにかけて(裁判所の権限によって強制的に売却して)、もし、2000万円で売れたら(落札されたら)、
B銀行は2000万円を回収して、弁済されたとみなすわけです。
もし、残りの債務(住宅ローン)が500万円残っているのであれば、
別途B銀行はあなたAに請求してきます!