所有権留保(しょゆうけんりゅうほ)とは、所有権を自分のもとにとどめておくことを言います。つまり、所有権を渡さないということです。
例えば、あなたが、あなたが所有する3600万円の建物を買主Aに売却したとします。その際、買主Aは住宅ローンの審査が通らず、毎月30万円の分割払いで10年間支払う約束をしたとします。その場合に、売買契約はして、建物をAに引き渡したものの、所有権については、Aに移転せず、あなたのままにしておいた場合、あなたは所有権を留保している状態にあるといえます。
宅建業法では所有権留保の禁止という8種制限があるので、しっかり理解しておきましょう!