意思表示とは、自分の「思い」を外部に「表示」する行為を言います。
例えば、土地の売買契約を考えてみます。
売主は土地を売りたいと思って、「この土地売りますよ!」と外部に表示します。
一方、、買主は土地を買いたいと思って、「この土地を買います!」と外部に表示します。
「この土地売りますよ!」「この土地を買います!」というのが意思表示です。
意思表示が形成されるまでのプロセス
- 動機
- 効果意思
- 表示意思
- 表示行為
上記土地の売買契約の事例を使って、意思表示が形成されるまでのプロセスを考えてみます。
売主について
- この土地は使わないし、固定資産税もかかるから必要ないな(動機)
- この土地を売ろうと思う(効果意思)
- この土地を売ります!言おうと思う(表示意思)
- 「この土地を売ります!」と実際に言う(表示行為)
買主について
- 現在の家が職場から遠いから職場の近くに建物の建てたいと思う(動機)
- この土地を買おうと思う(効果意思)
- この土地を買います!言おうと思う(表示意思)
- 「この土地を買います!」と実際に言う(表示行為)
宅建試験での意思表示の分野
宅建試験では「意思表示」という分野があります。それは下記5つです。
- 虚偽表示(通謀虚偽表示)
- 心裡留保
- 錯誤
- 詐欺
- 強迫