取消しとは、一度は有効になった契約を、後になって、契約をなかったことにする行為を言います。
そして、宅建試験で重要なポイントは、「取消し」をすると、契約した当時に遡って(さかのぼって)契約がなかったこと(無効)になります。
取消権の期間制限
さらに取消しで覚えるべきポイントがあります!
それは、いつまで取消すことができるか?
ということです。
いつまで経っても取消しができるとなると、契約した相手側は、いつ取消されるか分からない状況がずっと続くわけなので、困りますよね!?
だから、取消しできる期間を法律では定めています。
「追認をすることができる時から5年間」 もしくは 「行為(契約)の時から20年間」
が経過すると、取消権は主張することができなくなります。
取消権が時効によって消滅するということです。