予約完結権とは
予約とは、将来において契約を締結するということを、事前に当事者同士で合意することを指す。
例えば、八百屋で「今年はお米が豊作で安くなりますよ!、収穫が終わる9月に入ったら安く売りますよ!」といって、買主が、「それじゃあ、その時になったなら買うので予約します!」というのが、売買予約です。
この際に、『買主が「購入します!」と意思表示したら、売買が成立する』とした売買予約であれば、
買主が予約完結権を持つ、ということです。
場合によっては、『売主が収穫が終わったので「売ります!」と言った時点で売買が成立する』とした売買予約であれば、売主が予約完結権を持つわけです。
つまり、将来、買主(売主)が売主(買主)に対して「購入します!(売却します!)」一方的に意思表示ができる権利が「予約完結権」ということですね!
予約完結権を行使すれば、相手方の承諾を待つまでもなく、売買契約が自動的に成立することになります。