虚偽表示とは「ウソ」の契約をすることを言います。
例えば、あなたが高額所得者だったとします。
高額所得者ということは、所得税もたくさん納めないといけないわけです。
でも、現金は使ってしまって現金で払うことができなくなってしまいました。
不動産はあるものの、できれば売りたくありません。
そんなとき、あなたが所有する不動産を友人に売ったように見せかけて、「あなた」と「友人」との間でウソの売買契約を締結し、 友人の物にしたとします。
これが虚偽表示です。
このような虚偽表示は無効とされています。
つまり、たとえ、あなたが見せかけの売買をしたとしても、国税局は、「売買契約は無効だ!」と訴えて、真なる所有者であるあなたの土地を差押えます。
そして、この虚偽表示は、通謀虚偽表示(つうぼうきょぎひょうじ)とも言われています。
どちらも同じ意味です!